自分に合ったトウシューズを探す方法として、様々なシューズブランドを取扱っている店に行き試して履いてみることをオススメします。または特定のブランドのみ扱っている店には、足に合った様々なモデルとサイズがあるかもしれません。生徒全員に同じブランドを履かせることを好む先生方もいます。ですが、全員が同じ靴を履けるわけがありませんね。足の形は様々です。個人がそれぞれの足に一番合うシューズを履いたほうが良いですし、本番の舞台用にはサテン生地の色を揃える用にして対応すれば問題はないでしょう。
シャンク(足底)の強さは非常に大切です。ですが、様々な異論があるのも事実です。初心者には”足が強くなるまでは爪先立ちのサポートが得られるように、強めのシャンクが良い”と唱える人達がいるのに対し、 ”シューズに慣れて正しく履く為には柔らかいシャンクが良いと”唱える人達もいます。トウシューズを履き始める前には足と足首はすでに強くなっているはずなので、個人的には後者の意見である柔らかいシャンクが良いと思います。
大抵トウシューズを履きたての時期には、クラスの終わり数分でしかトウシューズを履きません。それであれば、上級クラスで必要なくらいの強いトウシューズを履く必要はありません。もしも体重が軽いのであれば、なおさら強いシューズを履く必要はないですね。中位の硬さのシャンクは足への適度なサポートを保ったまま、ポイント・ワークで足とシューズが共にしなやかに動く位に柔らかくなってきます。しかし、成人になってからトウシューズを履き始めたのであれば、体重を支える為に強めのシャンク(足底)のシューズが必要かもしれません。